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![]() 在庫引当との違い 多くの流通業システムでは 受注可能数を把握するために 引当処理をおこないます。 しかし それだけでは 累積受注と累積入荷予定の比較だけで将来のある時点を捉えた在庫推移は判定できません。 正確な発注や生産計画には 時系列を含む 在庫バランス表が必要です。 在庫バランスの考え方 将来のある時点での在庫は 2次元の表で考えられます。 横軸に時間(日付)を取り、縦軸に入荷予想の各項目や出荷予想各項目とその結果として計算された在庫予想値を 取ります。その各フィールドに リアルタイムで受注データや発注データ(生産予定データ)の増減値を加算し 在庫予想値を計算します。 データの持ち方のイメージ イメージとしては アイテム単位で1枚づつ存在するExcel のシート です。 シート上の各フィールドに対し 1トランザクションが発生する度に、データを加減し 計算結果として時間軸に対する在庫予想数が 一斉に書き換えられます。 効果 受注(出荷)予定データは 時系列に出荷の順番で入ってくる訳では有りません。 後から 割込みの出庫や生産が入った場合、この構造を持っていれば、特定時点毎の在庫予定データが捉えられ、 リアルに発注や生産計画にリンク出来ます。 元来 在庫バランスの考え方は 繊維産業において先物取引をする場合の指標でした。 数ヶ月先の先物を売買する場合、単純に受注順に在庫引当したのでは まったく用をなしません。 メーカー系のシステムでは 類似の考え方がありますが、流通系では 取引が 比較的短期レンジな為 ほとんど考慮されていません。 しかし 在庫総量の圧縮や SCM等 在庫スパンを広く捉えるためには 「在庫バランス」の考え方が重要です。 文責 齋藤陽一郎 |