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物流にかかわったことの有る人の よく陥る錯覚が フリーロケーション信仰です。 一見 フリーロケーションという言葉が 固定ロケーションより進んだやり方だと勘違い させるためだと思われますが、全くの勘違いです。
そもそも ロケーションとは 倉庫内のあるアイテムの置き場を示す住所表示です。 従って 本来は 一番合理的な場所1箇所であるのが理想です。
ところが 頻繁に入荷してくる商品に 一定の置き場所を提供できない場合があります。
そのために どうしようもない時に 複数のアドレスを付けることを フリーアドレス(フリーロケーション)と 言って その為のシステムが提供されます。
倉庫業のシステムのような、単純に ある商品を一定期間預かって 出庫要求時に パレット単位で 出荷すれば良いシステムでは このようなやりが便利な場合もあるかもれませんし、システムとしての 仕掛けも 簡単ですが、一般のDCで この考え方が 運用上も 優れたものとは 言えません。
ロケーション設定には アイテムごとの置き場をはっきりさせるという役割以外に、作業動線を 短く設定する(作業効率の向上)という 重要な機能があります。
この要求を考慮せずに、単に 何箇所でも置けるようにしてしまっては、本末顛倒です。 これは システム設計者が 物流システムの本質を考えていない事に起因します。
また 複数のアドレスから 適当にピッキングされては、歯抜けの在庫ロケーションだらけになります。 保管効率の向上もなにも有ったものではありません。
システム設計者としては 単に複数のロケーションを登録できるようにすれば良いだけですから 楽に設計できるシステムでは有りますが、利用者として 本当にそれで良いのか 考えてみる必要が あります。
また 空きスペースの多くなってしまったロケーションの在庫は他のロケーションに移す必要が有りますが、 ロケーション間の移動を、正確に入力せねば 意味が無くなります。 そんな手間ひまをかけて 得れるメリットは なんでしょうか?
フリーロケーションの方が 優れたシステムであるかのような錯覚は 早く無くなってしまって 欲しい物です。
文責 齋藤陽一郎
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